インターネットを安全に利用するための
ヒントとツール
Google のサービスに組み込まれた自動保護機能に加えて、オンライン詐欺を防ぎ、アプリやデバイスに安全にログインするためのヒントをご紹介します。
オンライン詐欺
を回避し、フィッシング攻撃から身を守る
- 知らない人からのメールに注意する
- 急がされたらよく考える
- 差出人のメールアドレスを確認する
- よく似たドメインでないかチェックする
- リンクはクリックする前にカーソルを合わせる
- 自分が要求していないパスワード リセットは無視する
- たくさん質問する
- テキスト メッセージで送られてきたリンクをクリックしない
- 一時的な認証情報を教えない
- 電話による急ぎの要求には応じない
- 組み込みの保護機能からの警告に耳を傾ける
- 疑わしければ広告と広告主について調べる
- 見慣れないリンクはクリックする前に URL を確認する
- この結果についてツールを使用して、ウェブページ、店舗、ビジネスに関する分析情報を収集する
- 公式の資料を探し、不自然な書式に注意する
- 企業は自社のカスタマー サポートを Google 検索が認識できるようにする
6 つの一般的な詐欺と
それらから身を守る方法
安全に関するヒント: 大規模イベント期間中は、信頼できるプラットフォームと公式のイベント主催者を通じてのみ購入または寄付を行ってください。
新しいテクノロジーと従来の詐欺の手法を組み合わせることで、悪意ある行為者は最新ニュースや大規模イベントをすぐさま利用し、詐欺をより信憑性のあるものに見せかけることがあります。
人気コンサートのチケット確保や限定アイテム購入、災害被害者支援など、大規模イベントでは迅速に行動しなければならないというプレッシャーを人々が感じる傾向にあることを、詐欺師は知っています。そして、この緊急性を利用して、自分たちに有利な状況を作り出します。
Google は、 広告 と ショッピング 、 YouTube での収益化、 Google Play などで、それぞれデリケートな事象に関する独自のポリシーを設けています。これらのポリシーでは、デリケートな事象を悪用、無視、または容認する商品やサービスを禁止し、大規模イベント期間中は監視を強化してユーザーの安全を確保しています。
安全に関するヒント: 有名人やビジネス リーダーから発信されたように見える投資アドバイスには注意してください。特にソーシャル メディアでの発信には注意が必要です。動画内の不自然な顔の動きや表情に注意してください。これらはコンテンツが偽物であることを示している可能性があります。うますぎる投資の話は、おそらく嘘だということを覚えておきましょう。
詐欺師は、著名人が自分の計画を宣伝しているように見せかけるために、偽の動画や画像を作成します。
これらの詐欺では、AI 生成の写真、ナレーション、動画(「ディープフェイク」と呼ばれることが多い)と、捏造されたニュース記事やソーシャル メディアの投稿を組み合わせて、不正な投資機会を宣伝します。
見慣れた顔、プロフェッショナルなコンテンツ、高収益の約束が組み合わさることで、これらの詐欺は特に説得力を持つ可能性があります。
2024 年、Google は Google 広告における著名人のなりすまし詐欺に対処するため、 不実表示に関するポリシー を更新しました。
YouTube には、以前からなりすましに関するポリシーが存在し、個人やチャンネルになりすますことを目的としたコンテンツを禁止しています。また、誤った情報に関するポリシーでは、ユーザーの誤解を招くような方法で技術的に操作または改ざんされたコンテンツを禁止しています。また、AI 生成コンテンツに透かしを入れて識別する SynthID などのオープンツールも開発しています。
安全に関するヒント: 購入する前に、アクセスしているウェブサイトが本物であることを必ず確認してください。大規模セール イベントの期間中は特に注意が必要です。URL をよく確認し、正規のセキュリティ機能であることを示すサインを確認しましょう。異常に低い価格や期限が迫っていて購入を急かされるような場合は注意してください。Google の この結果について 機能を使用して、未知のウェブサイトについて詳しく調べ、 マイ アド センター で、名称や所在地などの広告主情報を確認したり、不正な広告を報告したりすることができます。
詐欺師は、正規のショッピング サイト、旅行サイト、小売サイトを模倣した偽のウェブサイトを作成します。こうした詐欺サイトは、人気商品、高級品、コンサート チケット、旅行の割引などを驚くほど安い価格で提供してユーザーを誘い込みます。
また、詐欺師は、偽の連絡先番号を追加して公共のビジネス プロフィール リスティングを装い、ビジネス リスティングを操作しようとします。正規のカスタマー サービス担当者ではなく、詐欺師に連絡するようユーザーを騙そうとします。
Google は厳格なポリシーを維持し、フィッシング、クローキング、正規のビジネスのなりすましを行うサイトを積極的に検出して削除しています。
安全性を高めるための追加のレイヤとして、広告主様には広告主適格性確認プログラムを完了し、ビジネスまたは身元に関する情報を確認していただくようお願いする場合があります。これにより、Google は広告主様の身元や宣伝内容をよりよく理解できます。
安全に関するヒント: 突然の電話やメッセージによる指示に対して、デバイスへのリモート アクセスを許可しないでください。技術的な問題について企業側が先に連絡してくることはありません。サポートが必要な場合は、必ず連絡先企業の公式ウェブサイトまたは電話番号を通じて連絡してください。 2 段階認証プロセス 、 パスキー 、 または パスワード マネージャー を有効にすることで、セキュリティを強化できます。
詐欺師は、有名な企業、銀行、政府機関のテクニカル サポート スタッフを装います。デバイス、アカウント、オンライン セキュリティに問題があると主張し、説得力のある技術用語や、正規のサポートページを模倣したウェブサイトを使用して、緊急性を演出します。
これらの詐欺師は、発信者番号のなりすましや、入念に準備された会話のスクリプトなどの高度な手法を駆使して、正当なものに見せかけます。詐欺師は標的に応じてアプローチを変え、最終的に被害者にリモート アクセス ソフトウェアをインストールさせることを目標としています。ソフトウェアがインストールされると、詐欺師はデバイスを制御し、個人情報や銀行口座などの詳細情報にアクセスして不正な取引を行うことが可能になります。
Google のシステムは、不審なテクニカル サポート サイトや広告を積極的に検出してブロックしています。 Google メッセージ に組み込まれているフィッシング対策機能は、スパムの疑いがあるメッセージを自動的にフィルタして警告します。また、正規のビジネスは、 Google 検索 で検証済みのカスタマー サポート オプションを直接表示できます。 セーフ ブラウジング テクノロジーは、危険な可能性のあるサイトやダウンロードについてユーザーに警告します。
安全に関するヒント: 条件が良すぎる、あるいは送金を要求する求人には注意しましょう。正規の雇用主は、採用プロセス中に支払いを要求したり、ビジネス取引に個人アカウントを使用することを要求したりすることはありません。求人情報は必ず企業の公式ウェブサイトや公式チャンネルで確認してください。 この結果について をクリックすると、オンライン ソースに関する詳細情報を確認できます。
詐欺師は、高給のリモートワークや海外での仕事の機会を約束して求職者を標的にすることがあります。これらの不正な求人情報は、正規の求人サイトやソーシャル メディア プラットフォームにも掲載される可能性があるため、特に見分けるのが困難です。詐欺師は、暗号通貨取引、データ入力、デジタル マーケティングなどの分野の職を提示して、正規の国際企業になりすますことがよくあります。
前払い料金や個人情報の収集を目的とする詐欺のほかに、被害者が気づかないうちにマネーロンダリングなどの違法行為に巻き込まれる場合もあります。たとえば、被害者は金融取引や暗号通貨の送金を依頼され、深刻な法的責任を問われる可能性のある犯罪行為に気づかないうちに加担してしまうことがあります。
Google では、こうしたスキームを積極的に監視し、プラットフォーム全体で不正な求人情報を削除しています。Google のシステムは、不正行為の可能性を示す兆候が見られる、不審な求人関連コンテンツを検出してブロックするように設計されています。また、リスティングの背後にいる行為者について詳しく把握するために、追加の確認が必要になる場合もあります。
安全に関するヒント: 融資は、認可された金融機関と公式の銀行アプリからのみ受けるようにしてください。連絡先、写真、位置情報へのアクセスを要求するローンアプリは非常に疑わしいものです。正規の貸金業者はこのような情報を必要としません。必要書類が少なく、即座に承認されるアプリは、おそらく詐欺です。Google Play でアプリやレビューに問題が見つかった場合は、担当チームに報告できます。
不正な融資アプリは、すぐに資金調達したい人々を標的とし、簡単な手続きで迅速に融資を受けられると約束します。正規の金融サービスや銀行を高度に模倣しており、インストールすると、連絡先、写真、位置情報などの個人情報への広範なアクセスを要求し、それらのデータが後で嫌がらせや脅迫に使用される可能性があります。
こうした詐欺の被害者は、通常、要求した融資額よりも少ない金額を受け取り、非常に高い金利に加えて全額を返済する必要があります。借り手が返済に苦しむと、詐欺師は収集した個人データを使用して借り手を脅迫し、圧力をかけます。多くの場合、借り手の友人や家族を標的にして嫌がらせをしたり、加工した写真を共有すると脅したりします。
Google では、プラットフォーム上の金融サービスに関する詐欺アプリに対して厳格なポリシーを維持しています。Google は、不要なデバイス権限をリクエストするアプリや、悪質な行為の兆候が見られるアプリを積極的にスキャンして削除しています。Google の Google Play プロテクト サービスは、有害なローンアプリがインストールされる前に特定してブロックするのに役立ちます。また、金融規制当局と緊密に連携して、不正な行為を特定し、阻止しています。また、一部の国では、Google のプラットフォームで金融サービスの広告を掲載するには、特定の確認プロセスを完了する必要があります。
日常的に、詐欺や不正行為に対抗する
より安全にログインする方法
デバイスの安全性を確保
スマートフォンを紛失したり盗難に遭ったりした場合でも、Google アカウントにアクセスし、[スマートフォンを探す] を選択すると、データを簡単に保護できます。Android デバイスでも iOS デバイスでもリモートでデバイスの位置を特定してロックできるため、第三者がそのデバイスを使ってあなたの個人情報にアクセスすることを防止できます。
日常的に使用するソフトウェアについては、常に利用可能な最新バージョンを使っているかどうか確認します。Chrome ブラウザなどの一部のサービスは自動的に更新されるため、最新のセキュリティ機能と修正が常に適用された状態で利用できます。
Google Play プロテクトは、マルウェアから保護するために Android に組み込まれている機能です。デバイスはこの機能により保護されていますが、モバイルアプリをダウンロードする際は、信頼できる提供元であることを毎回確認する必要があります。データを常に保護するには、インストールされているアプリを確認して、使用していないアプリの削除、アプリの自動更新の有効化、アプリによる個人データ(位置情報や写真など)へのアクセスの制限を行います。
パソコン、ノートパソコン、タブレット、スマートフォンなどを使用しないときは、画面をロックして第三者がそのデバイスにアクセスできないようにしましょう。スリープ状態になったときに自動的にロックされるようにデバイスを設定すると、さらに安全性が高まります。
ウェブを安全にブラウジング
公共の Wi-Fi や無料 Wi-Fi を利用するときは、パスワード保護されている場合でも注意が必要です。これらのネットワークは暗号化されていない可能性があるため、公共のネットワークに接続する場合、インターネット アクティビティ(アクセスするウェブサイトやサイトに入力する情報など)を、近くにいる第三者に知られる可能性があります。公共の Wi-Fi や無料 Wi-Fi しか利用できない場合は、Chrome ブラウザを使えば、サイトへの接続が安全かどうかをアドレスバー上で確認できます。
こちらの動画 では、安全な Wi-Fi 接続を使用することの重要性と、ご自分の Wi-Fi ネットワークを保護するためのヒントについて説明しています。
ウェブをブラウジングしているとき、特にパスワードやクレジット カード番号などの機密情報を入力するときは、アクセスするサイトへの接続が安全であることを確認してください。どの接続もデフォルトでは安全です。接続が安全でない場合は、Chrome ブラウザのアドレスバーに「保護されていません」という警告が赤く表示されます。HTTPS は、ユーザーがアクセスするウェブサイトとブラウザやアプリの接続を保護することで、安全なブラウジングを実現しています。
Google 位置情報の精度では、位置情報を利用したサービスの改善を図るため、ワイヤレス アクセス ポイントからのパブリック Wi-Fi データのほか、GPS、携帯電話の基地局、センサーからのデータを使用しています。Wi-Fi アクセス ポイントからデータを収集されないようにオプトアウトする方法について詳しくは、 こちら をご覧ください。